失敗しない介護の仕事探し!選び方のポイントと職場の種類や特徴を紹介
介護の仕事はどんなふうに探せばいいのかな?
介護施設にもいろいろあるから迷うよね。
介護施設の種類によって働き方も違うのかな?
仕事探しの方法も知りたいよね!
この記事は、介護の仕事を探すときに見るべきポイントが知りたい!いろいろ種類がある介護施設によって働き方は違うの?介護の仕事探しの方法を知りたい!とお悩みの方にピッタリの内容です!
介護業界で35年働いて5種類の資格を取った私がやさしくお伝えしていきますね。
記事の前半では介護の仕事探しで見るべきポイントや、介護施設の種類や特徴とその選び方についてお伝えします。
後半では介護の仕事の探し方や、経験なしでも働ける職場ついてもくわしい情報をお伝えしますね!
この記事でご紹介する情報を参考に、介護の仕事探しのポイントがつかめ働きたい職場がイメージできたら、ぜひ介護職にチャレンジしてみて下さい。安定したお仕事が見つかり、お給料アップやさらにキャリアアップの道も見えてきますよ!
介護の仕事探しでまずやること
自分に合った職場を選ぶことは、介護職として働き続けるために重要なことですね。
ここでは自分に合った職場を選ぶためにまずやるべきことをご紹介します。
1、職場について調べる
まずは施設のホームページや口コミサイトをチェックしましょう。
さらに施設の雰囲気を知るために、説明会や職場見学に参加するのもおすすめです。
実際に現場の様子や職員の働きぶりを見ることで、入職してから「思っていたのと何か違う」といったギャップを防ぐことができますよ。
2、福利厚生や待遇について調べる
次に福利厚生や給与、待遇についてもしっかりチェックしておきましょう。
介護職員の職場に満足していない理由として「福利厚生に不満がある」「給料が低い」がよくあげられます。
求人やホームページの内容をしっかり調べて、自分の求める条件に合っているか確認しましょう。疑問点は面接時に質問してみるとよいでしょう。
法律で決められている(法廷福利厚生) | 企業が独自に設けている(法定外福利厚生) |
健康保険 | 住宅手当・家賃補助 |
介護保険 | 通勤交通費支給 |
雇用保険 | 育児・介護関係 |
労災保険 | 健康・医療 |
厚生年金保険 | 休暇制度 |
子供・子育て拠出金 | 資格取得手当 |
3、その職場で働きたい理由を考える
求人を見て働きたいと思った時「どうしてその施設で働きたいか」その理由をじっくり考えましょう。
自分が求人を選ぶうえで何を重視しているのか整理しておくことで、判断に迷ったときでも自信を持って決めることができますよ。
また面接時に「なぜうちの施設を選びましたか?」と質問されたときでも、スムーズに答えることができますね。
介護の仕事探しで見るべきポイント6つ
介護職の仕事を探すうえでチェックすべき6つのポイントをご紹介します。
一つひとつのポイントをおさえて自分の希望に合う職場を選でくださいね。
1、応募条件
介護職の求人を見ていると「資格なし・未経験OK」の応募条件もよくありますね。
「初めての方も介護の知識やスキルなど一から学べます」と、安心して働ける体制も整っているようです。
人手不足の介護業界では未経験者を歓迎する施設も多くありますよ。
ただ「経験者のみ」や「資格があればOk」と即戦力を求めている施設もまた多くあります。
まずは求人の応募条件と自分の状況を見比べて、自分に合った職場を見つけてくださいね。
2、働き方
働き方で求人を探すときは「雇用形態」と「勤務時間」がポイントとなりますね。
雇用形態
雇用形態は「正社員」「契約社員」「パート・アルバイト」などさまざまな働き方があります。
子供が小さいうちはパートで子育てが落ち着いたらフルタイムなど、自分のライフステージに合わせてチェックしてみてください。
勤務時間
介護職の勤務時間はシフト制になります。
夜勤もありますが、家庭やプライベートの状況に合わせて柔軟な働き方を選べる職場もあるので、自分に合った働き方ができる職場を探してみてください。
3、給与
介護職員のサービス種類別の平均給与額(月給・常勤)は以下になります。
介護事業所 | 平均給与(令和4年9月) |
介護老人福祉施設 | 348,290円 |
介護老人保健施設 | 341,910円 |
介護療養型医療施設 | 285,720円 |
介護医療院 | 325,820円 |
訪問介護事業所 | 317,840円 |
通所介護事業所 | 280,950円 |
通所リハビリテーション事業所 | 309,900円 |
特定施設入居者生活介護事業所 | 314,950円 |
小規模多機能型居宅介護事業所 | 293,430円 |
認知症対応型共同生活介護事業所 | 293,600円 |
介護老人福祉施設や介護老人保健施設など身体介護が多く求められる施設では、平均給与額が高い傾向にありますね。
ただし、介護職員の給与額は資格の有無や経験年数の長さによっても大きく変わるので、ひとつの参考としてください。
4、仕事内容
仕事内容は事前にしっかり確認しておきましょう。
介護経験なしの方が仕事を選ぶ場合、いきなり介護度の高い方のケアをするのは専門性も高くなり難しいでしょう。
しかし研修体制の整っている施設では、働きながら介護の知識やスキルを学ぶことができキャリアアップも目指すことができます。
一方で身体介護を行うことが少ない施設では、自分の身体に負担をかけずに働くことができますよ。
自分の希望する働き方ができる職場なのか確認してくださいね。
5、教育体制
介護の求人で「資格なし・未経験OK」が応募条件の施設では、介護の知識やスキルが一から学べるように研修体制が整っている施設も多くありますよ。
さらに職員のスキルアップを進めるために、資格取得制度を備えている施設も多いです。資格の受験料のサポートや、研修参加のためのシフトは自由がきくかなど確認しておきましょう。
介護職となりさらにキャリアアップを目指す方は、教育体制はしっかりと確認しておきたいですね。
6、職場の特徴
介護の仕事探しでは、施設や事業所の特徴を確認することが大切です。
介護施設にもさまざまな種類がありますが、特別養護老人ホームとグループホーム、また病院の介護職では求められる仕事の内容が違ってきます。
また訪問介護やデイサービスでは施設と勤務時間が違ってきますよ。
自分のやりたい介護のできる職場か確認しておくことは大切ですね!
介護施設の種類や特徴とその選び方
介護施設は提供するサービスによって仕事内容も違ってきます。
また求められるスキルや、その施設に向いている人も変わってきますよ。
ここでは生活スタイルやタイプによってその人に向いている職場をご紹介しますね。
施設の違いを知った上で、自分の希望と合うか見比べて職場を選でくださいね。
1、一人ひとりに寄り添う介護がしたい人に向いている職場
利用者さんに寄り添い満足していただける介護をしたい方は、利用者さんが多くなるとひとりにかけられる時間が少なくなるので、少人数の対応ができる施設がおすすめですよ。
ここでは一人ひとりに寄り添う介護がしたい人におすすめの施設や、事業所をご紹介しますね。
- グループホーム
- 特別養護老人ホーム(ユニット)
- 有料老人ホーム
- 小規模多機能型居宅介護
- サービス付き高齢者住宅
1、グループホーム
グループホームは認知症の高齢者を対象とした施設です。
5〜9名を「ユニット」とし、ユニット単位で食事などを共同で行いながら生活します。
1施設3ユニット以下なので、利用者さんの最大定員は27人になりますね。
認知症ケアとして日常生活のリハビリに力を入れているので、料理や買い物、散歩など利用者さんと一緒に取り組む活動も多くあります。
対応する利用者さんの数が少なく、一人ひとりと時間をかけて向き合って仕事ができるため、相手に寄り添う介護がしたい方にはぴったりですね。
認知症高齢者のための施設なので、認知症ケアに興味のある方にもおすすめですよ!
2、特別養護老人ホーム(ユニット)
ユニット型特養は10人以下を1ユニットとしてケアを行う入所施設です。
入居条件は要介護3以上のため、介護度の高い利用者さんが多いのが特徴です。
寝たきりや車椅子の方も多く、身体介護のスキルが身につきますよ。
またユニット型特養は個別ケアを目指しており、担当する利用者さんも少ないので、一人ひとりに寄り添い個別ケアに取り組みたい方にはおすすめですよ!
3、有料老人ホーム
有料老人ホームは民間企業が運営を行っている施設です。
要支援1から要介護5までの幅広い方が入居の対象となりますよ。
民間企業が運営していることもあり、施設によって「大浴場やレストランなどの設備が充実している」「リハビリを重視している」など提供サービスにこだわりが見られます。
また大手企業では教育制度や福利厚生などが充実していますよ。
一人ひとりに合わせた個別ケアを提供しながら、介護職として安定して長期間でキャリアを積んでいきたい方におすすめの施設ですね!
4、小規模多機能型居宅介護
小規模多機能施設は1つの事業所で、通い・訪問・宿泊の3つのサービスを提供しています。
デイサービスやホームヘルパー、ショートステイと複数のサービスを組み合わせて提供するので、仕事内容は幅が広く豊富な介護経験を積むことでスキルも身につきますね。
1事業所あたり29人以内と利用者さんも少なめなので、1人ひとりに寄り添いしっかりサポートしたい方におすすめですよ!
5、サービス付き高齢者住宅(サ高住)
サービス付き高齢者住宅(通称:サ高住)は、高齢者が生活しやすいようにバリアフリーを意識して環境を整えた賃貸住宅です。
サ高住にはヘルパーステーションや訪問看護、デイサービスなどが併設されており、いつでもサービスが受けられるようになっていますよ。
利用者さんは自立した方も多く、仕事内容は身体介護よりも見守りやコミュニケーションがメインになります。
一人ひとりとのコミュニケションを大切にしたい方や、体力的な負担は少ないので身体面で不安のある方にはおすすめですね。
2、介護スキルを身につけたい人に向いている職場
「より高い介護技術」や「幅広い介護知識や経験」を身につけたい方は、介護度の高い利用者さんに接する機会が多く、ケアに時間をかける施設がおすすめです。
ここでは介護職がスキルアップできる施設をご紹介しますね。
- 特別養護老人ホーム
- ショートステイ
1、特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム(通称:特養)は、在宅での生活が難しい要介護3以上の認定を受けた高齢者が入居する施設です。
公的な施設で利用料金が安いことから、入居の順番待ちも多く見られますよ。
入居者が多くスタッフの人数も多いため、「多数対多数」が基本となります。幅広いケアを数多く手がけるので、短期間で多くの介護経験を積みスキルアップできますよね。
また同フロアに複数スタッフがいるため相談もしやすく、経験豊富なスタッフからの学びの機会も多いことから、介護経験の浅い方にもおすすめですよ!
2、ショートステイ
ショートステイは短期間宿泊し、リハビリや介護サービスを提供する施設です。
利用者さんが短期間で入れ替わるため、さまざまなケースに対することで、幅広い介護度の方をケアする経験を積むことができますよ。
多くの高齢者と関わりスキルアップしたい方におすすめの職場ですね!
3、介護以外のスキルを身につけたい人に向いている職場
介護職で働いていると介護スキル以外にも、医療やリハビリテーションなどの知識や技術が求められることがあります。
ここではこうした介護以外のスキルが身につく施設をご紹介しますね。
- 介護老人保健施設
- 病院
1、介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設(通称:老健)は在宅復帰を目指して、医療ケアやリハビリを提供する入所施設です。利用者さんに対しては3ヶ月ごとに退所・入所の判定が行われます。
医師や看護師、リハビリスタッフなどと連携をしながら仕事をするので、医療の知識に触れる機会も多く、リハビリの知識や技術の効果を体験することもできますよ。
また老健は入所者の回転率が早いので、多くの症例を体験することでスキルアップにもつながりますね。
老健は利用者さんの在宅復帰をサポートできる喜びがあります。他職種と連携して仕事をするやりがいを感じたい方におすすめですよ!
2、病院(看護助手・看護補助)
病院では介護職は看護師の指示を受けて介護業務を行います。
看護助手は看護補助やナースエイドとも呼ばれていますよ。
仕事内容は身体介護がメインですが、カルテ整理や病室の環境整備など看護師のサポートも仕事の一つです。医療を行う資格がないので医療行為は行えませんね。
病院では医療について身近で見られるので、医療に関する知識が得られ看護師さんの仕事を間近で見ることができます。
分からないことは医療従事者に聞けるので、医療知識を身につけたい方にはおすすめですね!
4、日勤で働きたい人に向いている職場
「体力に自信がない」「家庭と仕事を両立したい」など、夜勤よりも日勤で働くことを希望する方も多いですよね。
ここでは自分の生活スタイルに合わせた働き方ができるように、日勤のみの職場をご紹介しますね!
- デイサービス・デイケア
- 訪問介護
1、デイサービス・デイケア
デイサービスは自宅に住む高齢者に、日帰りで食事や入浴・レクリエーションなどのサービスを提供する施設です。
日帰りなので、朝ご自宅にお迎えをし夕方送り届ける送迎はありますが、夜勤はありません。また日曜・祝日・年末年始はお休みになる施設が多いですよ。
デイケアも日勤のみで、リハビリ専門職による機能回復訓練のサービスを提供しています。
「小さな子どもがいるので夜勤や日曜の仕事は難しい」という方にはぴったりですね!
2、訪問介護
訪問介護は、訪問介護員(通称:ホームヘルパー)が利用者さんの自宅を訪問し、身体介護(食事・入浴・排泄の介助など)や生活援助(調理・掃除・買い物など)を行うサービスです。
ホームヘルパーは基本1人で訪問しますが、利用者さんや家族さんともコミュニケーションを取りながら、じっくりと信頼関係を築いてくことができるやりがいのある仕事ですよ。
基本的には日中に利用者さんの自宅に伺うため日勤が多くなります。
1日に5〜6件程度訪問しますが曜日や時間も前もって分かるので、家庭と仕事を両立したい方にはおすすめの職場ですね!
介護の仕事探しの方法5つ
介護施設の種類や特徴は分かったけど、どんな方法で職場を探せば良いのかな?
私はずいぶん前だからハローワークで探したけど、最近ではインターネットが進んでいるからいろんな方法があるよ!
ここでは介護の職場の探す方法を5つご紹介しますね!
1、ホームページや求人情報誌
ホームページ
施設のホームページには介護職の求人情報が掲載されている場合があります。
自宅近くの介護施設や事業所のホームページをチェックしてみましょう。
ホームページでは会社情報の他、コラムや介護業界に関する話題などさまざまな情報が得られますよ!
いくつかの施設の情報を比べてみて就職先を選ぶ参考にしてくださいね。
求人情報誌
求人情報誌は地域の目立つ場所、駅やコンビニ、スーパーなどに置かれています。
また新聞の折り込みチラシなどもあり、地元の人の採用を考えている企業が情報を載せているため、住んでいる地域の介護求人を見つけることができますよ。
インターネットを利用していない方でも手軽に手に取ることができますね!
2、ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が運営する、職業紹介、就職の相談、雇用保険、職業訓練の窓口です。
ハローワークは各地域ごとに置かれており、無料でサービスを利用できるので地元の求人が集まりやすいメリットがあります。
特に小規模な介護事業所や、地域に密着した求人が多く掲載されています。
ハローワークのインターネットサービスでも求人を探すことができますよ。
またハローワークの「職業訓練(ハロートレーニング)」を利用すれば、介護職で役立つ「介護職員初任者権研修」も無料で受講することができますよ!
3、求人サイト
求人サイトはインターネットに希望条件を入力することで、自分の希望に合う求人を探し、応募まで簡単にしてしまうことができます。
自宅で求人を探すことができて、数多くの求人を見つけることができますよ。
求人サイトは情報が多く、更新頻度も高くなっています。
多くの情報から就職先を探し、自分のペースで就職活動を進めたい方にはおすすめですね!
4、就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは登録をすると、一人ひとりに担当のアドバイザーがつき、希望条件に合った求人を紹介してくれます。
応募書類の書き方や面接対策のアドバイスがもらえたり、企業とのやりとりも代行してくれたりと、就職・転職を助けてくれます。
就職活動を1人で行うことに不安のある方にはおすすめですね!
- レバウェル介護
- かいごgarden
- かいご畑
- スタッフサービス・メディカル
- ウィルオブ介護派遣
5、スクールの就職サポート
「介護職員初任者研修」など介護資格の研修講座スクールでは、受講生向けの就職サポートを実施しているスクールも多くあります。
受講中から就職サポートを受けることもでき、求人の紹介から施設・事業所とのやりとりまで就職支援担当者が実施してくれますよ。
「資格が取れたらすぐに働きたい」という方にはおすすめですね!
未経験でも安心して働ける職場とは
経験なしから介護職で働くにはやっぱり不安があるよね。
介護職は経験なし・資格なしでも始めやすい仕事だよ。
経験なしから働くにはどんな施設や事業所が良いのかな?
経験なしから仕事を探す時のポイントもあるよ!
ここでは、未経験から介護職で働きたい人に多い不安や、未経験者におすすめの職場、未経験者の仕事探しのポイントをご紹介しますね!
未経験から介護で働きたい人に多い不安3つ
介護職は経験なし・資格なしでも始められますが、介護職についてぼんやりとしたイメージだけで働き始めると「こんなはずではなかった…」と後悔してしまう場合があります。
ここでは経験なしから介護職で働く人に多い不安をご紹介しますね。
前もって介護の不安を知っておくと心の準備もできますね!
- 仕事が覚えられるか不安
- 体力面が不安
- 介護職は給料が低いのか不安
1、仕事が覚えられるか不安
介護職の基本的な仕事内容は「身体介護」や「生活援助」です。
身体介護
身体に直性触れながら行う介助のことです。
- 食事・口腔ケア介助
- 入浴介助
- 排泄介助
- 移動介助
- 服薬介助…など
生活援助
身体に直接触れないで行う身の回りのお世話のことです。
- 掃除
- 洗濯
- ベッドメイク
- 調理、配膳・下膳
- 買い物…など
資格がないと身体に直接触れる介助はできないので、仕事内容は生活援助や、送迎業務、有資格者のサポート、施設内の生活環境整備、事務作業などになります。
人手不足の介護業界では未経験者を歓迎する施設も少なくありません。
介護の求人で「資格なし・未経験OK」が応募条件の施設では、介護の知識やスキルが一から学べるように研修体制が整っている施設も多くありますよ。
求人を探すときには教育体制が整っているかもチェックしてみてくださいね!
2、体力面が不安
夜勤業務
入居型の施設では利用者さんを24時間体制でケアをするので夜勤業務があります。
また早出や遅出など勤務はシフト制となり、生活のリズムも不規則になってしまいますね。
一般的には入職後すぐに夜勤に入ることはなく、日勤業務で経験を積み慣れてから夜勤に入ります。始めのうちは先輩スタッフも付いてくれるので安心ですよ。
腰痛
体力面では腰痛の不安もありますよね。
車椅子の乗り降りの移乗介助や排泄介助など腰への負担はかなりかかりますね。
「介護職員初任者研修」では介護される側もする側にも身体に負担をかけない「ボディメカニクスを利用した介護」を教えてくれます。
研修で学ぶもよし先輩スタッフから学ぶもよし、自分の身体もいたわる介護職を目指してくださいね!
3、介護職は給料が低いのか不安
介護職への就職や転職を考えた時に、まずお給料はどうなんだろうと不安になりますよね。
特に他の職種からの転職の場合、経験なし・資格なしからだとお給料が下がる可能性もありますよね。
ほかの職種と介護職員のお給料の比較すると以下のようになります。
職種 | 給与額 | 年間賞与額 |
介護職員(医療・福祉施設等) | 263,600円 | 550,600円 |
看護師 | 352,100円 | 856,500円 |
介護支援専門員(ケアマネージャー) | 297,100円 | 651,000円 |
保育士 | 271,400円 | 712,200円 |
販売店員 | 267,000円 | 405,600円 |
資格が必要な看護師やケアマネージャーはお給料も高いようですが、介護職員もほかの職種と比べて低すぎることはないようですね。
また介護職員は資格を持っていると「資格手当」が付いたり、夜勤をすると「夜勤手当」があるので働き方でお給料を上げることもできますよ!
介護未経験者におすすめの職場
経験なしから介護職で働く場合、仕事に慣れる以外にも体力やお給料面などいろいろ不安がつきませんね。
ここでは経験なしで介護職で働きたい方におすすめの職場をご紹介しますね。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム(通称:特養)は、在宅での生活が難しい高齢者が入居する施設です。
入居型の施設なので利用者さんを24時間体制でケアをするため、交代勤務で夜勤業務もありますよ。
要介護3以上の認定を受けた方が入居の対象なので重度の方が多くなりますね。
未経験者におすすめの理由
特養は入居者数が多く対応するスタッフも多いため「多数対多数」が基本になります。
さまざまなケースを数多く手がけるので、短期間で介護経験を積みスキルアップすることができますよ。
またスタッフの人数も多いため困った時には相談しやすく、急なシフトチェンジにも対応してもらいやすいです。
特養は社会福祉法人や自治体が運営する公的な施設なので教育体制も整っており、介護未経験者でも研修を受けながらスキルアップしていくことができますよ!
有料老人ホーム
有料老人ホームは民間企業が運営を行っている入居型の施設です。
未経験者におすすめの理由
要支援1から要介護5までの幅広い方が入居の対象で、さまざまな利用者さんのケアに携わることができるため、一通りの介護経験を積むことができます。
また身の回りのことができる利用者さんも多く、移乗介助や身体介護など体力的な負担も軽い場合もあり、身体面に不安のある方におすすめですよ。
大手企業では教育制度や福利厚生も充実しており、経験なしから少しずつ介護の知識やスキルを身に付けたい方にもおすすめですね!
介護未経験者の仕事探しのポイント
ここでは未経験から介護職で働きたい人の、仕事探しのポイントを4つご紹介しますね。
- 情報収集をする
- 介護職員初任者研修を受講する
- アルバイトや派遣で確かめる
- 転職エージェントを利用する
1、情報収集をする
介護の仕事探しでまずやることとして3つご紹介しました。
また、介護の仕事探しで見るべきポイントとして6つご紹介しましたね。
いずれも介護職として自分らしく働き続けるためには求人の選び方が大切になります。
まずはしっかりと情報を集めて自分に合った職場を選んでくださいね!
2、介護職員初任者研修を受講する
介護職は経験なし・資格なしでも働くことはできますが、2024年4月から「認知症介護基礎研修」が義務化されました。
介護職員初任者研修は介護の基礎的な知識や技術を身につける介護の入門的な資格です。
通信講座を利用すれば約1〜3ヶ月でカリキュラムは終えられますよ。
今すぐ就職・転職しなくても良いなら、就職活動をしながら介護職員初任者研修の勉強も始めることをおすすめします。
資格を持っていれば仕事探しの幅も広がり、就職後はお給料のアップも期待できますよ!
2024年4月から介護職には「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されました。
これから介護職として働くか、資格なしで介護職として働いている方は、資格を取る必要があります。
しかし、新人職員には1年の受講猶予期間があるので、資格なしで働き初めても1年以内に介護基礎研修を受講すれば問題ありません。
研修時間:6時間で1日で終了できるスケジュール
受講方法:eラーニング(パソコンやタブレット)
出典:高齢労働省「第199回社会保障審議会介護給付費分科会(Web会議)資料
参考資料1 令和3年度介護報酬改定における改定事項についてP.12
3、アルバイトや派遣で確かめる
いくら事前に情報を集めたとしても、やはり実際に働いてみないと分からないこともたくさんありますよね。
せっかく正職員として働き始めてもすぐに辞めてしまっては、それまでの時間ももったいないですね。
まずはアルバイトや派遣社員として働いて確かめてみるのもひとつの方法ですよね!
4、転職エージェントを利用する
就職・転職で職場を探す時には、やはり相談する相手は欲しいですよね。
そんな時には介護専門の求人を扱うサイトを利用することをおすすめします。
希望に合った求人の紹介から、面接などのスケジュール調整や条件の交渉まで手伝ってくれますよ。
就職活動を1人で行うことに不安のある人にはおすすめですね!
サービス名 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
レバゥエル介護 | 160,985件 | 正社員・契約社員・パート、 アルバイト・派遣・紹介予定派遣 | 全国 |
かいごgarden | 103,067件 | 正社員・契約社員・パート・ バイト・派遣・紹介予定派遣 | 全国 |
かいご畑 | 8,808件 | 正社員・契約社員・パート・ 派遣・紹介予定派遣 | 全国 |
スタッフサービス・メディカル | 79,970件 | 正社員・パート・派遣 | 全国 |
ウィルオブ介護派遣 | 非公開 | 派遣・紹介予定派遣・パート | 全国 (沖縄以外) |
レバウェル介護
レバウェル介護は丁寧なサポートを強みとしている転職エージェントです。
未経験・無資格者OKの求人も豊富で、働きながら資格が取れる資格取得支援制度もありますよ。
職場の雰囲気や有休消化率などのネガティブな情報も教えてくれます。
またキャリアの提案から、一人では難しい条件交渉や面接の同行、就職後のお悩み相談などトータルにサポートしてもらえますよ!
かいごgarden
かいごgardenのグループ会社は、介護サービスを提供して35年以上の介護のエキスパート企業で、さまざまなノウハウがサービスにも活かされています。
介護の資格を持ったキャリア・コーディネーターが多数在籍し、就職後もアフターフォローしてくれますよ!
「無資格だけど介護の仕事について学びたい」「もっとスキルアップしたい」など意欲のある方を応援するために、費用が全額キャッシュバックされる「資格取得応援キャンペーン」があり、キャリアアップも目指せますね!
かいご畑
無資格・未経験から介護士への就職を目指すならかいご畑がおすすめです!
全国各地から集めた豊富な介護士の求人・転職・募集情報の中から、専任のコーディネーターがピッタリの求人を紹介してくれますよ。
高時給、週3日、日勤のみなど希望に応じて、正社員や契約社員、派遣、パートなどさまざまな働き方が選べます。
また働きながら0円で介護資格が取得できる「キャリアアップ応援制度」で、キャリアアップも実現できますよ!
スタッフサービス・メディカル
スタッフサービス・メディカルはお仕事紹介から就業中のお悩み相談まで、トコトン寄り添いサポートしてくれます。
年齢・経験は問わず未経験者を積極的に受け入れ、また年齢も20〜60代までと幅広い方が多数活躍中です。
交通費支給や有給ありなど福利厚生が充実しており、負担なしで受講可能な資格取得支援制度もありキャリアアップが目指せますよ!
ウィルオブ介護
ウィルオブ介護派遣は派遣社員・パートに特化したサービスで、高時給の求人も多数保有しており月給26万円以上を目指すことも可能ですよ!
介護業界20年以上のプロが、仕事探しから転職での条件交渉までサポートしてくれます。
未経験・無資格の方も大歓迎ですよ!。
また最短3日の就業実績があり、すぐにでも働きたい!今月から働きたい!方におすすめですね。
まとめ
介護の仕事探しでは大切なポイントがいくつかあったよね!
介護施設の種類によって働き方もいろいろ違ったね!
介護の仕事の探し方もいろいろあって参考になったよ!
- 応募条件
- 働き方
- 給与
- 仕事内容
- 教育体制
- 職場の特徴
- 一人ひとりに寄り添う介護がしたい人に向いている職場
- グループホーム
- 特別養護老人ホーム(ユニット)
- 有料老人ホーム
- 小規模多機能型居宅介護
- サービス付き高齢者住宅
- 介護スキルを身につけたい人に向いている職場
- 特別養護老人ホーム
- ショートステイ
- 介護以外のスキルを身につけいた人に向いている職場
- 介護老人保健施設
- 病院
- 日勤で働きたい人に向いている職場
- デイサービス・デイケア
- 訪問介護
- ホームページや求人情報誌
- ハローワーク
- 求人サイト
- 就職・転職エージェント
- スクールの就職サポート
私は介護職35年間で4回転職しました。
1回目は事務職から介護職に転職、2回目は出産後で、3回目は介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を取ってから、4回目は社会福祉士の資格が取れたタイミングで転職しました。
私が転職する頃はそんなにインターネットも当たり前ではなかったので、私は4回ともハローワークのお世話になりました。
田舎なので周りにそんなに選べる施設もなく、ハローワークのお勧め通りに動いて迷ったり困ったりすることはありませんでしたが、今はほとんどの人がインターネットを利用することができます。
ホームページや求人サイトを利用して情報を得たり、転職エージェントでサポートしてもらったりと仕事探しの方法もさまざまになりましたよね。
自分に合った方法を利用して、自分にピッタリと合う職場で介護職として働けるといいですね!